Regulatory Science No.1

先日、国立医薬食品衛生研究所(国衛研)の重鎮と懇談する機会があり、認識を新たにすることがありました。—Regulatory Science (RS)という言葉の話です。何と、これは英語圏発ではなく、国衛研で生まれた和製英語であることが分かりました。ときの某所長が、研究活動の意味を明確にし、国民の健康にどのように役に立っているかを明示して、「元気のない研究員を叱咤激励」するために、発案された言葉、とのことです。その意味は「科学技術におけるBenefit(有効性)とのバランスを勘案しつつRisk(損失や被害)を低減する科学的概念」と説明されています。これは公益社団法人日本薬学会発行の「レギュラトリーサイエンスに係る教材や教育方法の開発に関する調査研究 教材案」(2015年3月)p.1からの引用です。賛同の拍手を送り、Global化させたい和製英語ではないでしょうか。→No.2では分かりやすい例を挙げたいと思います。

謹賀新年 :-))Really Happy Smiley!!

2018年(平成30年)、明けましておめでとうございます。

今年は娘からの画像を賀状にしております。Happy New Year (2018)

彼女はNY州の北、カナダとの国境に近いPlattsburghにあるLake Champlainの湖岸に住んでおります。目下現地は摂氏マイナス30度近くで氷の芸術が楽しめる状況とのことです。すぐ近くにはLake Placidという冬季オリンピックが2度行われた町があり、スキージャンプやスケートなどWinter Sportsの拠点となっています。要するに、酷寒の地なのです。ちなみにこの湖を南へどんどん下るとNYCマンハッタンの西側ハドソン川、そして自由の女神に行きつきます。

皮膚と健康でForumが三重大学で開催されます

第一部:体の内側と外側からの美容素材、その試験評価方法という実践応用研究。

第二部:特別企画。基礎研究vs.応用研究、それもアトピー性皮膚疾患の専門家である皮膚科臨床医(清島真理子教授)の教育講演と鼎談で、基礎力を養おうという趣向です。参加無料です。場所は三重大学新設病棟の12階会議室です。 配布用奥伊勢Forumプログラム(2017.10.21)

「食と運動研究所」が動き始めています

9月18日(日)コモンカフェ@中崎町にて「食と運動で脳にアプローチ:ストレス対策プログラム」を開催します。パーソナルトレーナー(福山)が丁寧に運動指導を行い、昼食にはお弁当コンシェルジュで有名な松本希子さんがブレインフードを提供します。定員(10名)になり次第締め切らせていただきます。

★参照先: %e3%81%94%e6%a1%88%e5%86%859-12-16

第43回日本カビ毒研究連絡会:特別講演

8月19日(金)午後から8月20日お昼にかけて、表記の会(学会ではない)が大津市雄琴で開催されました。43回も継続しておられ、かつとてもActivityが高く、色々と勉強になりました。年寄りは年寄りで、若手は若手で、企業は企業で、それぞれに運営にも参画しておられ、43年も続いてきたわけの一端を垣間見ることができました。また、「合宿」形式ということで、何十年も前の自分の若いころの「スキー合宿勉強会」と共通する点があって納得しています。添付は久米田先生(大阪府公衆衛生研究所・副所長)に依頼された特別講演のレジメです。松尾レジメ:カビ毒研究会(8.18.16)

特別講演「食にもっとモノの道理を~どこかで聞いた話~」

「第43回カビ毒研究連絡会」が8月19日(金)-20日(土)の日程で滋賀県大津市(琵琶湖畔にある雄山荘)にて開催されます。この会は今年で43回目という由緒ある集まりであることだけではなく、泊り込み形式であることに大変興味を持っています。ご縁があり、この会の特別講演を仰せつかりました。栄誉ある話です。特別講演抄録(7.18.16)